Nゲージはレールの間隔が9mmで縮尺1/148 - 1/160の鉄道模型規格のことをさします。
この9mmのレール幅は世界共通の規格で、日本の車両はもちろん、規格が同じであれば海外製のNゲージ車両を走らせることができます。
Nゲージのほかに、1/80スケールのHOゲージや1/220スケールのZゲージなどもあります。
小形模型のうち、欧米ではHOゲージが主流ですが、日本ではNゲージがもっとも普及している鉄道模型です。海外、特にアメリカではNスケールとも呼ばれます。
Nゲージは2本のレールに電気を流すことでそこから車両は車輪を通じて電力を供給されます。その電力でモーターを回し走行させたり、車体に取り付けられた電球ないしLEDが光ったりするというわけです。
スピード調整は電力を0~12Vでコントロールすることにより調整します。ただ電球などに供給される電圧も変わるので明るさが変わったりする場合があります。12Vで早く走らせることも出来ますが、モーターなどに負担がかかり車両の寿命が短くなったりする場合があるようです。
そのほかにレールや車輪が汚れることにより、抵抗となり電力が供給されずスピードが出なかったり、走らなかったりする場合もあるので、レール、車輪のクリーニングなどのメンテナンスも必要になります。
また、車両から線路、電源装置(コントローラー、パワーパック、トランス等)、ストラクチャー・建築物、レイアウト製作用品まで一手に生産する大手メーカーがある一方、車両やストラクチャー等、単一分野のみ生産する中小メーカーから個人が生産するガレージキットメーカーまで数多くのメーカーが存在します。
大手メーカーからは入門者向けとして、車両、線路、制御機器等がまとまって入っているセットを発売されており、初心者でも簡単にNゲージを始められるようになっています。
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